海の日開発合宿
2016年 7/15~7/18に LogiClover開発合宿を行いました。
今年夏に開催されるMaker Faire Tokyo2016にて ISGK Instrumentsさんのブースで展示していただけることになり、展示物の制作を行いました。
展示物はLogiCloverフォームファクタを活用したエフェクタです。
今回の作業はhastech,と私kamiyaに加え、ぽよ氏にもご協力いただきました。
Maker Faire Tokyo 2016において、ISGK InstrumentsさんのブースでLogiClover基板を使ったエフェクターを展示していただけることになりました。https://t.co/YuJCPs5XmZ
— LogiClover (@logiclover_jp) 2016年7月3日
FPGAでDSPを行うエフェクタの実装
外観(開発中のもの)
FPGAを使ったDSPを実装して、イコライザを動作させました。画面の制御と係数計算はLPC4330で行っています。 pic.twitter.com/E5NhKXzdsaこちらが実際に動作している動画です。(音量にご注意ください)
— LogiClover (@logiclover_jp) 2016年7月17日
使っている基板は
Sirius Spartan6 (FPGAボード)
Procyon AD/DA (音声入出力ボード)
Atria LPC1830 (マイコンボード)
の3種類です。
FPGAで音声入力にデジタル信号処理を施して出力し、処理のパラメータをマイコンで計算し反映しています。
FPGAと音声入出力ボード、マイコンそれぞれの通信を、基板をスタックするだけで実現することができており設計を大幅に効率化しています。
DSPの実装
FPGAでDSPの実装と、外部から係数設定を行うための通信仕様策定と実装を行いました。
フィルタ係数計算の実装
LPF, HPF, BPFなどフィルタの係数計算をマイコンが行えるように実装しました。
画面描画ライブラリの移植
前回開発合宿時にPSP液晶制御は実装していましたがPSoCのペリフェラルに依存していたので、プラットフォーム非依存になるよう移植を行いました。
操作用基板の作成・実装
フィルタ係数の変更を行えるよう、LED付きのロータリエンコーダやボタン基板の実装と通信(I2C)を実装しました。
LEDドライバの実装
エフェクタとは別にLEDパネルのドライバ実装も行いました。
ぽよ氏が一晩でやってくれました。
まとめ
最近の開発は過去の設計資産活用やデバッグノウハウからか、製作が随分楽になってきました。
また今回のLPC基板(Atria)やその他改版した基板や新しい基板が増えてきて、フォームファクタも少しずつ賑わってきていてわくわくしています。
エフェクタの方も引き続きMFT2016に向けブラッシュアップを行います。