中華カメラとモニタで来客確認用ドアカメラを作る
こんにちは、今日はFPGAとは無関係ですが、Amazonで売っている中華バックカメラとモニターでドアスコープを作ってみたいと思います。
私の住んでいるアパートには来客確認用のカメラがついていないため、ドアスコープでのぞく必要があります。
宅配ならいいのですが、不要な勧誘訪問なども多く、すぐに外を確認できたらいいなあと思っていました。
ふとAmazonで車に取り付ける用のバックカメラが1000円程度で売っていることに気が付きました。
こちらです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0757GNZ5F/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_UtsGAbMNFX3DM
サイズは2cmほどです。とても小さいですね。
(画像は後述する改造を施した後です。)
今回これと組み合わせるモニターはこちらです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B06Y16WSWM/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_YDsGAbCPJDCW9
これも1000円程度で購入できます。
これらを使ってドアスコープを作ってみたいと思います。
月並みですが、本記事の内容の実施は自己責任でお願いします。
この2つを直接接続して動作を確認します。
車用なので、ACアダプタはついていません。
その辺に転がっている12Vのアダプタを接続し動作チェックします。
ここで注意が必要なのが、センターの極性です。
センタープラスが主流ですが、一部センターマイナスのものもあるため、付属のケーブルにテスターを当て確認します。
このようなケーブルが付属しています。
テスターで測ったところ、センターはプラスでした。
まずは普通に接続し、動作チェックです。
問題ありません。
ここで注意が必要なのは、今回購入したカメラはPAL方式です。
購入したモニタはNTSC/PAL両対応なので問題ありませんが、別のモニタを使用する場合は映像信号フォーマットに注意が必要です。
そしてこのカメラをドアの外に出してみたいと思います。
が、しかしケーブルが太すぎてドアが閉まりません。。
写真を撮るのを忘れましたが、付属のケーブルは3mm程度あります。
どうしたものかと考えていたら、信号が通ればいいのだからケーブルを変えてしまえば?と気づきました。
とりあえず分解してみた
信号線は全部で5本出ていますが、必要な信号の本数は電源、GND、コンポジット信号の3本のはずです。
コンポジット信号のGNDを別の線で返していたとしても1本余ります。
そして、このケーブル、途中で緑と白の線が飛び出しています。
何かの切り替え線であることを信じて、とりあえず切断しました。
コネクタ側をチェックすると、緑と白の線は、GNDと導通していました。
処理としては、カメラ側で緑と白をGNDに落としてしまえば3本しか必要ないことになります。
切った状態で動かしてみたところ、画面が反転してバックガイドが表示されました。
それぞれ、バックガイドONと反転ONの信号のようです。
今回の用途では不要なのでカメラ側でGNDに落としました。
これでカメラからは3本のケーブルのみ出してあげればOKです。
3本ということで、3.5mmジャックを使用しようと思います。
100均で適当なイヤホンを買ってきて、ケーブルを切断します。
このように加工しました。
3.5mmコネクタは差し込み途中で別の極に触れるため、チップを+12Vにしました。
念のため通電中の3.5mm抜き差しはしないことにします。
カメラのキャップを先に通すのをお忘れなく
これでカメラのケーブルが細くなりました。
これならドアの隙間にも入りそうです。
受けのケーブル側も加工をします。
3.5mmジャックを付けます。
(スリーブを通し忘れてやり直しました。。。)
動作チェックです。問題ありません。
これで準備はすべて整いました。
ドアへのマウントですが、薄いアクリル板を使用しました。
大丈夫そうです。
これをドアの寸法に合わせて曲げてやります。
薄いので手で曲げることができます。
動作確認をしてみます。
試しに外に出て立ってみました。夜でもばっちりですね。
これで居間にいながら来客を確認することができるようになりました!