2017-01-01から1年間の記事一覧
FPGAを使っていると、ソフトウェアCPUを組み込みたくなることがあります。 CPUを組み込むことで複雑な分岐の処理などを楽に作ることができます。今回はSpartan-6 FPGAにMicroblaze MCSを実装する方法を説明します。 前提条件としてFPGAでLチカができる程度の…
組み込みでデータを保持したいときに使用するSPI Flashを実際にArduinoから制御してみます。 偶然手元にあった構成で、Arduino MicroとCypress製のSPI FlashであるS25FL032*1を使用します。 この記事は以下の記事の続きとなるので、部品の機能やコマンドにつ…
FPGAやマイコンでアプリケーションを作成しているときに悩ましい項目としてPCとの通信方法があります。 低速なものであればFT232に代表されるようなUSB-UARTでいいのですが、UARTはRTLと相性がよくありません。 項目 利点 欠点 USB-UART 手軽 遅い USB-I2C I…
KiCadで回路を引くときに厄介な作業として回路シンボルの作成があります。 近頃はライブラリのOSS化が進んでいますが、自分が使うデバイスがない場合自作する必要があります。しかしピン数が100や200を超えてくると自力でやるには限度があります。 シンボル…
以前FPGA基板を使って作ったマルチエフェクターを、1枚の基板にしました。 名前はComet Audio Effectorです。 画面はコーラスの調整画面です。 エフェクトはFPGAでデジタル音声処理をして作っています。 AD変換した音声をFPGAで音声処理し、DA変換して出力し…
組み込み工作でデータを格納したいときはFlashメモリを使うと便利です。 Flashメモリと言っても様々な種類があり、ざっくり以下のような分類ができます。 各社*1開発を行っており、微妙な違いで様々な製品があります。 例外もありますが型番の多くがメーカー…
FPGA開発ツールには、実機でデバッグできるロジアナがついていることがありますが、Xilinxのオンチップロジアナ「Chipscope」はライセンスを購入しないと使用することができませんでした。 Xilinxの新しいツールのVivadoでは、ILAといわれるロジアナがフリー…